専用のヘッドセットで、視覚的に映像の世界に飛び込んで楽しむバーチャル・リアリティ(VR)。近年いろんなメーカーが開発にしのぎを削っていましたが、ヘッドセットに関しては一時のブームが落ち着いたようにみえます。ただそれに合わせて、周辺のハードウェア(アクセサリー)の開発も進んでいたりします。 VRを試したことがある人は、「これ自分の脚で移動したい」と考えたはずです。それを実現させる床装置として、メジャーなものだとVirtuix OmniやKAT Walkがすでに発売されているのですがご存知ですか？ これはどちらも半球状の床に滑りやすい専用シューズを履いて動き回れるようになっているタイプのものですが、「Infinadeck」はこれらとは少し違うアプローチをしています。なんと床自体がプレイヤーの動きに反応して動き、常にプレイヤーの一が真ん中の位置になるように制御されていて、専用シューズがなくても利用できる設計となっています。 映像では、現実の動きとVR上でのキャラクターの動きがとても正確にシンクロしています。現段階では、すでに発売中の床装置よりも小サイズ化して一般発売するのがまだまだ先のように思われますが、この設計の方がより仮想現実世界への没入感が出るかもしれませんね。 いずれにせよ数年内で実現しそうですので、早く一般で体験できるようになるのが楽しみです！